研究代表:松 元 亮 治  [千葉大学大学院理学研究科・教授]

研究
目的
  1. セイファート銀河のX線観測によって見出された時間変動する硬X線・軟X線放射領域の形成と光度上昇に伴う軟X線放射領域の拡大機構を解明すること

  2. 巨大ブラックホール降着流では再放射成分を除くX線は光学的に厚い降着円盤からではなく円盤コロナ等から放射されるため、太陽フレアモデルの研究者等と連携して磁気エネルギー解放によるコロナ加熱と輻射冷却、熱伝導を考慮したシミュレーションを実施し、変動X線放射領域の構造と降着率依存性を明らかにすること

  3. 理論シミュレーション結果をもとにX線輻射スペクトルを計算し、観測との比較を行うこと


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