降着円盤の中心天体による違い
member: 中村航 (東大)、釜中愛美 (京大)、村田浩也 (神大)、吉本淳 (神大)
私たちは降着円盤の中心にある天体が恒星かブラックホールかということで、その円盤の降着率や放出率がどのように変わるのかということを調べた。
温度を可視化すると以下のような結果になった。
中心が星の場合 |
中心がブラックホールの場合 |
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まずoutflowを比較してみると

coolingが5秒後に入るとブラックホールの方が深く落ち込むことがわかる。
続いて降着率を比較してみると

ブラックホールの場合には降着率に準周期的な振動が見られる。
しかしながら、

coolingがある程度強くないと降着率に準周期的振動は見られない。
まとめ
中心天体が星とブラックホールでは
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ジェットの構造が異なる。
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coolingの影響がブラックホールの方が大きい。
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ブラックホールでcoolingが強い時に降着率に振動が見られる。