第1回全体会議
日時:平成12年9月25日(月)〜26日(火)
場所:千葉大学大学院自然科学研究棟3Fセミナー室
はじめに
平成12年度の科学技術振興事業団計算科学技術活用型特定研究開発事業と して、我々が提案した「宇宙シミュレーション・ネットラボラトリーシステム の開発」が採択され、3年計画で研究開発を進めることになりました。本集録 は、平成12年9月25日〜9月26日に千葉大学で開催した第1回の全体会議の内容 をまとめたものです。
本プロジェクトでは天体シミュレーショングループとスペースプラズマシミュ レーショングループが共同で研究開発を進めることにより、宇宙シミュレーショ ンのバーチャルラボラトリーを構築することを目指しています。第1回目の全 体会議では、研究開発をキックオフすることを目的として、それぞれのグルー プの研究内容と研究計画を紹介し、討議を行いました。異るバックグラウンド を持つメンバーが集まったため、カルチャーショックを感じたという感想も聞 かれましたが、2日間の会議を通して、各グループでの研究開発の方針が明確 になったことは大きな成果だったと思います。
本集録が、今後の研究開発の一助となれば幸いです。
平成12年12月
研究代表者 松元亮治
平成12年9月25日(月)
題目(リンク:PDFファイル)
講演者
講演者所属
プロジェクト概要
松元亮治
千葉大学理学部
天体プラズマの観測と
シミュレーション解析研究
嶺重 慎
京都大学大学院理学研究科
天体回転プラズマシミュレータ:
熱伝導モジュールの開発
中村賢仁
科学技術振興事業団
一般相対論的MHDシミュレーションの現状
小出眞路
富山大学工学部
Nested Gridを使った磁気流体力学的
シミュレーションとその観測的可視化
富阪幸治
国立天文台理論天文学研究系
国立天文台次期スパコンシステムを用いた
星間ガスの数値流体モデル計算と
観測との比較
和田桂一
国立天文台理論天文学研究系
日立SR2201における1次元プラズマ粒子
シミュレーションネットラボラトリー
システムの実装例
岡田雅樹
国立極地研究所情報科学センター
オブジェクト指向プラズマ粒子コード:
電磁界ソルバ部の構想
上田裕子
千葉大学工学部
平成12年9月26日(火)
題目(リンク:PDFファイル)
講演者
講演者所属
太陽活動現象のMHDシミュレーション
柴田一成
京都大学大学院理学研究科
スペースプラズマシミュレーション
実施支援システムの概要
松本 紘
臼井英之
大村善治
京都大学宙空電波科学研究センター
京都大学宙空電波科学研究センター
京都大学宙空電波科学研究センター
宇宙プラズマ中のミクロ過程の
シミュレーション
大村善治
京都大学宙空電波科学研究センター
ハイブリッド(イオン粒子・電子流体)
コードの目指すべきもの
藤本正樹
東京工業大学大学院理工学研究科
2-1/2次元電磁粒子コードおよび
計算結果表示システムの開発
町田 忍
京都大学大学院理学研究科
地球磁気圏のMHDシミュレーションと
VRMLによる3次元可視化
荻野竜樹
名古屋大学太陽地球環境研究所
熱圏電離圏シミュレーションと可視化
品川裕之
名古屋大学太陽地球環境研究所
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