はじめに¶
pCANS は、電磁プラズマ粒子シミュレーションコード(Electromagnetic Particle-in-Cell simulation code)パッケージです。PICシミュレーションは無衝突プラズマを記述する第一原理シミュレーション手法で、電磁場中のプラズマ粒子の運動を自己無撞着に記述できるため、宇宙・天文現象での粒子加速・輸送問題を理解するのに役立ちます。
注釈
pCANS はシミュレーション初心者にも読みやすいように心がけたコード構成となっていますが、その反面、コードの実行速度については注力していません。スーパーコンピューターを使った本格的な大規模計算を行うには、研究用の公開コード Wuming PIC をご利用ください。
pCANS 開発者向けサイト¶
更新情報¶
問い合わせ¶
下記より質問、バグレポート、機能要求などを受け付けています。
開発メンバー¶
松本洋介(千葉大学理学研究科) - 統括、KH不安定、無衝突衝撃波、IDL解析ツール開発
天野孝伸(東京大学理学系研究科) - 情報技術参与、無衝突衝撃波、2流体不安定
加藤恒彦(広島大学理学研究科) - Weibel不安定、無衝突衝撃波
銭谷誠司(国立天文台理論研究部) - 磁気リコネクション
高橋博之(国立天文台CfCA) - 磁気リコネクション
三好由純(名古屋大学太陽地球環境研究所) - 電子温度異方性不安定
簑島敬 (海洋研究開発機構IFREE) - 電子温度異方性不安定、IDL解析ツール開発
アドバイザリーボード¶
星野真弘(東京大学理学系研究科)
松元亮治(千葉大学理学研究科)
著作権¶
pCANS はGNU GPLに基づくオープンソースソフトウェアです。 pCANS に含まれるGPLで保護されたソースコードは、 自由に改変、頒布することが可能です。 ただし、改変したソフトを第三者に配布等する場合は、 GNU GPLであることが求められます。 GNU GPLについては、 http://www.opensource.jp/gpl/gpl.ja.html.euc-jp をご覧下さい。
pCANS を利用して論文発表を行う際には、下記の様にAcknowledgementsに含めていただけると幸いです。
The software used in this work was in part developed in pCANS at Chiba University.
免責事項¶
pCANS は動作検証の上、公開していますが、利用者の責任の上で使用して下さい。 pCANS を利用した事によるいかなる損害も我々(pCANS開発チーム)は一切の責任を負いません。
謝辞¶
pCANS は HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」 によってサポートされています。