うちゅう
第一回目はタイムマシンについて!
〜タイムマシン〜
 まず、実際タイムマシンってのは作れるんだろうか?それから考えてみよう。
これまでのところ、物理法則で「時間を自由に行き来できない!」って証明した
法則ってのはない。SFチックな本を読むとタイムマシンの作り方が載ってる。
自分なりに解釈してみると、以下のようになる。

(1)理論上可能なタイムマシンの作り方。
 まず、タイムマシンを作るにあたって、必要なものはワームホールというやつ
だ。このワームホールってのはブラックホール同士がくっついて、虫食い穴にな
った状態のもの。
 で、タイムマシンを考えていくにあたって、必要なのがアインシュタインの相
対性理論だ。むずかしい話はこれを書いてる本人もよくわかってないのではぶく
けど、必要な現象だけここで話しておく。
 まず、静止してる人(以下A)から見ると、高速で動く人(以下B)の時間は
遅れる!ということがおこる。ここで注意することはAから見たBの時計の針の
進み具合が遅れて見えるのであって、Bが自分の時計を見ても普通に時間が過ぎ
ていく。
 Bが光速で移動できたとすると、Aから見たBの時間は止まる。

この現象が重力の大きいところでもおこる。つまり、Bは高速に移動する変わり
にすごい重力がかかってるとする。そうすると、やっぱり重力のかかっていない
AからBを見るとBの時間は遅れる。
 では、実際どうやってワームホールをタイムマシンにするかを考えてみよう。
まず、ワームホールは図−1(2次元で表している)のような感じになっていて、
このホールを自由に通過できるとする。aが入口でbが出口。

まず、出口となるbを光速まで加速する。例えば、2000年1月1日にbが光
速に達したとする。そうすると、遠くからそれを見たAはワームホールの出口b
の時間が2000年1月1日で止まって見える。
 Aの時間が過ぎて2001年1月1日になったら、Bがワームホールの入口a
を通るとすると、ワームホールの重力はすごい強いために、AがBの時計を見る
と、やっぱり、止まって見える。また、ワームホールの中では重力がすごい強い
ので、もし、ワームホールの中を通っているBの時計をAが見ることができれば、
Bの時計は止まって見える。
 で、Bが無事ワームホールの中を通って、bから出てくると、Bは2000年
1月1日にタイムトリップしたことになるわけ。
 これが、理論上可能なタイムマシンだ。だけど、このタイムマシンには欠点が
あって、タイムマシンの作られていない時代には行けないことになる。ドラえも
んに出てくるような完璧なタイムマシンは作られないのだろうか?
 おそらくできないと思われる。なぜなら、できてたら未来から人が来ててもお
かしくないしね。でも、上で言ったようなタイムマシンならいつかできるかも。
どうやって、ワームホールを通過するとか、ワームホールを光速まで加速すると
か、まあ、いろいろ問題があるけど…

 (2)実際にタイムマシンがあるとどういったことが起こるか
 次はもし、完璧なタイムマシンがあるとすると、どういったことが起こるかを
考えてみよう。
 まず、未来にいったとしよう。
 で、例えば未来の自分がどうなってるんだろう?と思って未来に行くと、おそ
らくその未来には成長した自分ってのはいないハズだ。なぜなら、自分が未来に
行った時点でその世界には自分がいない状態となる。つまり自分がいないから成
長した自分になんて会うことができないわけ。
 未来を見て過去に戻ってきたときに、その未来の確からしさを考えてみよう。
 おそらく、自分がいた時から遠い未来になればなるほど、同じ未来が訪れる確
率は減るだろう。物事が起こる確率の広がりを図−2とする。

だから、未来に行って競馬とか宝くじとかの結果を見てきたとしても、100%
当たるとは言えない。でも、見てないより見てきたほうが当たる確率はあがるか
もね。
 次に、過去に行ったらどうなるかを考えてみよう。
 図−2で示しているように、過去は一度決まってしまうと、他の過去ってのは
ありえなくなる(図−2でいうところの現在の点より左側の実線部)。
でも、過去に戻った時点でその時が現在になるわけだから、自分のいたときの時
代の出来事が正しいかどうかはわからなくなる。例えば、過去に戻って自分の親
に出会い、自分を生まれてこないようにした場合、その過去にいる自分はどうな
るのか?について考えてみると、その過去に戻った自分は過去の親にとってはあ
くまで未来の人であって、自分の子供というわけではない。だから、その世界で
は自分は生まれてこない未来がまっているけど、過去に来た自分は別の世界から
来た人のように、その世界にいることができるはずだ。(パラレルワールドとい
うやつ)
 実際、宇宙論で、インフレーション理論という中では宇宙は一つではなくたく
さんあると考えられている。ユニバースではなくマルチバースというわけ。だか
ら、時間の流れが違う宇宙が存在していてもおかしくないのではないか?

 と、長々とタイムマシンについて自分の考えを語ってきた。おそらくって言葉
を多様してて、理論として成り立ってないけどね。
 実際タイムトラベルができるわけじゃないからいろんな考えがあると思う。他
のもっと説得力がある考え方があったら是非教えてほしいです。

では、第2回もお楽しみに!!予定はどこでもドア(ワープ)についてだよ〜。

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