科学技術振興事業団(JST)


平成12年度計算科学技術活用型特定研究開発推進事業
『宇宙シミュレーション・ネットラボラトリーシステムの開発』

             代表研究者:松元亮治 (千葉大学理学部)
go to JST HOME


宇宙シミュレーション総合ソフトウェアCANS

 CANS Webページ
CANS(Coordinated Astronomical Numeical Software)とは、磁気流体宇宙 シミュレーションの統合ソフトウェアです。 CANSを用いると、太陽や星、星間空間などにおける宇宙の流体現象を対称とした シミュレーションを簡単に実行できます。 このWebページでは、CANSを利用しておこなった宇宙シミュレーションの 典型的な例題の解説・ムービーを見たり、解析ツールにふれることができます。 CANSはFortranが動く環境であれば、パソコン、ワークステーションを問わず、 Webページに紹介してある計算を誰でも手軽に計算できます。
(2003/06/ 公開配布中)
[CANS Webページ]
 NetCANS
NetCANSとは、CANSの基本課題をWebから実行し、可視化できるWebサーバーです。
(一般ログインは現在できません。下記のNetCANSツアーをご覧ください。)
[NetCANSツアー]

サマースクール

 数値天体物理学サマースクール:千葉大学(2001.9)
 天体とスペースプラズマのシミュレーションサマースクール:名古屋大学(2002.9)
計算機を用いた数値シミュレーションは、 地上での実験が困難な天体現象を研究する強力な手段となっています。 シミュレーションにもとづいて観測結果を解釈したり、 新たな観測の提案を行う機会も増えています。 しかしながら、天体シミュレーションの教科書、大学・大学院での講義は未整備です。 そこで、数値天体物理学の導入教育を行い、シミュレーションの裾野を広げることを目的として、サマースクールをおこなっています。 2001年度は千葉大学で、2002年度は名古屋大学で開催しました。

ソフトウェアの仕様について

CANSの仕様

[Fortranプログラム(計算エンジンと典型的な課題をパッケージ化)]
計算エンジン:改良Lax-Wendroff法、Roe法、CIP-MOCCT法
モジュール:熱伝導、自己重力
1次元版のCANS1D、2次元版CANS2Dを始め、3次元版CANS3D, MPI版も開発中。
ファイルの入出力は科学計算フォーマットnetCDF
[可視化について]
IDLを利用した可視化プログラムを整備
[サマースクール]
CANS1DとCANS2Dを教材として、シミュレーションサマースクール(2002年9月名古屋大学)で使用。
CANS1Dを教材として、シミュレーションサマースクール(2001年9月千葉大学)で使用。
[開発者]
リーダー:横山
協力者:福田、中村、松元、田沼

NetCANSの仕様

[KGT製MAST・AVS Expressを使用]
ユーザ認証あり
Web表示部:HTML+XML+JAVAの複合
課題選択・パラメータ入力部:シェルスクリプト
可視化選択部:AVSアプリケーションファイル
[開発者]
福田、朝倉

Webムービーの仕様

[Javascriptによるムービーを仕様]
動作環境:Internet Explorerで安定に動作
参考文献、秀和システム 高橋登史朗著「だれでもカンタンJavaScriptサンプル集」

最終更新: