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宇宙磁気流体・プラズマシミュレーションサマースクール
[日時] 2013年8月5日(月)〜9日(金)
[会場] 千葉大学統合情報センター
[主催] HPCI戦略プログラム分野5
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター
http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/hpci/ss2013
物質の噴出やX線・ガンマ線放射、激しい時間変動などを伴う天体活動現象では
磁場と電離物質、さらに輻射との相互作用が重要な役割を担います。計算科学技
術の発達に伴って、計算機を用いた数値シミュレーションがこれらの現象を研究
する強力な手段になってきました。
我々のグループでは、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」の
支援を受けて宇宙磁気流体シミュレータCANS(Coordinated Astronomical
Numerical Software)に加えて、電磁粒子モデルに基づくプラズマ粒子シミュ
レータpCANSを開発してきました。昨年度は、これらを教材としたシミュレー
ション初心者向けのサマースクールを開催しましたが、今年度はすでに宇宙磁気
流体・プラズマシミュレーションの経験のある大学院生・研究者を主な対象とす
るサマースクールを開催いたします。
本スクールでは、アルゴリズム開発・大規模計算・可視化に対して豊富な経験を
持つ研究者を講師として迎え、これまで培ったシミュレーション研究のノウハウ
を5日間集中的に伝えることにより、受講者の今後のシミュレーション研究を促
進することを目指します。
サマースクールHP:
http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/hpci/ss2013/
講義内容:
・近似リーマン解法を元にしたMHD数値解法
・スカラチューニング・OpenMPによるコードの高速化
・IDLによる解析と可視化
演習内容:
【コース1】
HLL、HLLD法をベースとした1次元MHDコードのスクラッチ開発、MHDコードの多次
元化・高精度化。
【コース2】
受講者の手持ちのコードに対して、スカラチューニング・OpenMPによるスレッド
並列化を行うことにより、期間内にコードを高速化させることを目的とする。
【コース3】
IDLによる可視化実習。千葉大で公開しているIDLのライブラリを使って、3次元
データの可視化までを行う。
講師・演習担当:
・三好隆博(広島大、HLLD法開発者)
・高橋博之(国立天文台、特殊相対論MHDコード開発)
・簑島敬 (海洋研究開発機構、MHD・Vlasovコード開発)
・松元亮治(千葉大学、MHDコード開発)
・松本洋介(千葉大学、PICコード開発、大規模計算、IDL)
参加申込方法:
HP「参加申し込み」にあるフォームに必要事項をご入力ください。締め切りは7
月12日(金)までとさせて頂きます。また、参加人数が30名に達した時点で締め
切らせて頂きますので、ご了承ください。
宿泊案内:
掲載の宿泊先リストを御参照の上、各自で御予約ください。
旅費補助:
講師、演習補助者以外の旅費補助は予定していません。
多数、御参加いただけますよう、お願いいたします。
世話人:松元亮治、松本洋介(千葉大学)
連絡先:ss2013[AT]astro.s.chiba-u.ac.jp
※[AT]は、@ に置き換えてください。
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