数値天体物理学サマースクール
(流体・磁気流体コース)
講義内容 詳細版 (2001/09/11更新)
詳細版 簡易版
第1日(9/10)シミュレーション概観
12:00-13:00 受付
13:00-14:00 講義 イントロダクション(柴田)
14:00-15:30 講義 講義と実習についての説明(松元)
      講義 差分法の基礎(松元)
(小休憩)
15:45-16:00 実習 実習端末の利用方法の説明(松元)
16:00-17:00 実習 スカラー方程式の差分解法プログラムの作成(松元)
17:00-17:30 実習 1次元パッケージのデモ(松元)
      実習 シミュレーション実習課題についての説明(松元)
「目標」
シミュレーションが天体研究の強力な手段となっていることを理解する。
パラメータ入力から結果のグラフィック表示に至るまでのシミュレーションの
流れを学ぶ。
「講義内容」
・数値シミュレーションの概観を学ぶ。
・スカラー方程式の解き方を習う。
「実習内容」
・計算にfortran(プログラミング言語)、make(コンパイル、実行)を使ってみる。
・計算結果の表示にidl(データ可視化ソフト)を使ってみる。
・スカラー方程式のプログラムを書き、結果を表示することをおこなう。
・1次元パッケージのデモのホームページを見る。
・1次元パッケージのプログラムを実行し、結果を表示する。
第2日(9/11) 数値MHD差分法(1)
09:30-10:30 講義 差分法によるシステム方程式の数値解法(松元)
(小休憩)
10:45-12:00 実習 1次元パッケージの使用(福田)
      実習 基本課題解説と実習1(福田、工藤)
(休憩:昼食)
13:30-14:30 講義 熱伝導数値解法(横山)
14:30-15:30 実習 基本課題解説と実習2(横山)
(小休憩)
15:45-16:00 実習 3次元パッケージのデモ(松元)
16:00-17:30 実習 シミュレーション実習の解説(柴田、福田、工藤、桑原)
                 シミュレーション実習
「目標」
差分法による流体・磁気流体方程式の解法について学ぶ。
計算モデル(初期条件、格子点等)を変更して、再コンパイル、
実行、結果の解析ができるようにする。
「講義内容」
・システム方程式の解き方を習う。
・衝撃波管、点源爆発、MHD波伝播の基本課題について習う。
・熱伝導の基本課題について習う。
「実習」
・衝撃波管、点源爆発、MHD波伝播の基本課題の実習をおこなう。
・熱伝導の基本課題の実習をおこなう。
・3次元パッケージのデモのホームページを見る。
・1次元パッケージのプログラムの変更(パラメータの調整、モデルの変更)の
  仕方を学ぶ。
・選択課題に取り組む。
第3日(9/12) 数値MHD差分法(2)
09:30-11:00 講義 近似的リーマン解法(山下、福田)
11:00-12:00 講義 CIP-MOCCTスキームの紹介(工藤)
(休憩:昼食)
13:30-14:00 実習 シミュレーション実習の補足解説
14:00-15:30 実習 シミュレーション実習
(小休憩)
15:45-16:00 実習 シミュレーション実習の補足解説
16:00-17:30 実習 シミュレーション実習
18:00-20:00 懇親会
「目標」
シミュレーションコードの変更、モジュールのつけかえなどができるようにする。
また、磁気流体特有の解法があることを理解する。
「講義内容」
・研究に良く用いられているシステム方程式の解き方を学ぶ。
第4日(9/13) High-Performance Computing
09:30-12:00 講義と実習 ベクトル化、並列化、可視化方法(林)
(休憩:昼食)
13:30-15:00 実習 選択課題の完成(レポート作成)、アンケートの提出
(解散)
「目標」
ベクトル・並列計算機向きのプログラミング技法と多次元データの可視化に
ついて基礎的な知識を与える。
連絡事項
演習室の計算機端末は午前9時から午後9時まで使用できます。
講義・実習担当スタッフ一覧
講義・実習担当:
     柴田 一成(京大理)、
     松元 亮治、山下 和之、福田 尚也(千葉大理)、
     横山 央明、工藤 哲洋、林 満(国立天文台)
実習担当:桑原 匠史(千葉大理)
最終更新日: