[主催] 宇宙シミュレーション・ネットラボラトリーシステム開発グループ
千葉大学理学部宇宙物理学研究室
[共催] 国立天文台天文学データ解析計算センター
[実行委員] 松元亮治、花輪知幸、宮路茂樹(千葉大)、
富阪幸治、和田桂一(国立天文台)、
横山央明(東大)、福田尚也(岡山理科大)
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計算機を用いた数値シミュレーションは、地上での直接実験が困難な天体とス ペースプラズマ現象を研究する強力な手段となっています。計算機の性能向上 と計算科学技術の発達に伴ってシミュレーション可能な対象も広がり、本格的 な3次元計算が行われるようになってきました。シミュレーションにもとづい て観測結果を解釈したり、新たな観測の提案を行う機会も増えています。 しかしながら、宇宙シミュレーションの教科書、大学・大学院での講義はまだ 十分整備されているといえる状況ではありません。そこで、天体・スペース プラズマ分野ではシミュレーション導入教育を行い、シミュレーションの裾野 を広げることを目的としたサマースクールを開催してきました。今年度も、 「天体とスペースプラズマのシミュレーションサマースクール」を開催します。 本シミュレーションサマースクールでは、千葉大学総合メディア基盤センター を会場として講義と実習を行います。シミュレーション入門教材としては、 ACT-JSTプロジェクト「宇宙シミュレーション・ネットラボラトリーシステム の開発」により開発したバーチャルラボラトリーシステムを用います。 今年度のサマースクールには以下のふたつのコースを設けます。 (1)流体・磁気流体コース(9/6-9/10):流体・磁気流体方程式の差分解法に ついての系統的な講義と宇宙シミュレーションの基本的な課題についてのシミュ レーション演習を行った後、小人数のグループにわかれて応用課題(磁気流体 不安定性、太陽フレア、降着円盤とジェット等)について実際の研究にも適用 できる実践的なシミュレーション実習を行います(定員65名) (2)流体・磁気流体アドバンストコース(9/6-9/10):数値シミュレーション の経験者を対象としたミニワークショップを行います。参加者に、自分が使っ ているシミュレーションスキーム、あるいはシミュレーション結果の可視化、 解析方法について1人1時間程度ずつ発表してもらい、議論します(定員15名)。 それぞれのコースは独立して講義・演習を行います。意欲ある大学院生、若手 研究者の参加を歓迎します。専門家が自分の専門外のシミュレーションを学ぶ ために参加することも歓迎します 講義内容とスケジュール (1)流体・磁気流体コース (9/6-9/10) 第1日(9/6) 13:00-14:00 イントロダクション (柴田) 14:00-15:00 差分法の基礎 (横山) (休憩) 15:30-16:00 実習端末の利用説明 16:00-17:30 差分法の実習 第2日(9/7) 9:30-10:45 システム方程式の解法 (富阪) (休憩) 11:00-12:00 衝撃波管問題の解説 13:30-15:15 磁気流体1次元基本課題(衝撃波管など) (休憩) 15:30-16:30 磁気流体2次元基本課題 16:30-17:30 応用課題紹介 第3日(9/8) 9:30-10:45 近似的リーマン解法(富阪) (休憩) 11:00-12:00 VPPの利用説明 13:30-17:30 応用課題実習 第4日(9/9) 9:30-10:45 地球磁気圏のMHDシミュレーションと可視化・並列化 (荻野) (休憩) 11:00-12:00 応用課題実習 13:30-17:30 応用課題実習 第5日(9/10) 9:30-12:00 発表準備 13:30-17:00 課題発表会 (2)流体・磁気流体アドバンストコース (9/6-9/10) 参加者に、自分が使っているシミュレーションスキーム、あるいはシミュ レーション結果の可視化、解析方法等について、1人1時間程度ずつ発表 してもらいます(花輪) a)講演の集録を電子出版します。講演者はドラフトを9月2日(木) 午前10時までに提出してください。事務局で印刷し、講演当日 に参加者全員に配布します。著者は講演時あるいは編集者のコメ ントに従い原稿を改訂し、9月10日(金)までに再提出してく ださい。 b)集録には原稿だけでなく、ソースコードやマクロなどを含むこと ができます。参加者にはCDに書き込んで配布します。 c)集録の本文は LaTeX の jbook スタイルを使って制作します。 各人の発表はその中の1章となります。 d)集録はネットラボラトリーシステムWebページなどを通して 公開します。 e)講演希望者は、講演の題目(仮で良い)を8月6日までに知らせ てください。内容が重なる場合は調整します。 f)講演数により前後しますが、発表は9月6日−7日あるいは 6日−8日にまとめ、後半は原稿の改訂にあてます。 ------------------------------------------------------------------------ 初日は12時に受付を開始し、午後1時に開講します。第2日目からは午前9時30分 から講義を行います。演習室の計算機端末は午前9時から午後9時まで使用でき ます。 ------------------------------------------------------------------------ |
[参加資格] 大学院生以上(専門家も受講生になれます) [参加費] 無料 [交通手段] 千葉大学はJR西千葉駅前にあります。東京駅からは総武線快速に乗車して 稲毛で千葉行きの普通電車に乗りかえて1駅です。以下の案内を御覧ください。 http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/access-map.html [定員] 約80名までを予定しています。 [テキスト、Web Site] 本サマースクールに関連する情報は以下のweb siteに掲載します。 http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/netlab/summer-school_2004/ 印刷したテキストを配布予定です。8月20日ころに教材を上記のサマースクー ル web siteにおいて公開しますので、参加が認められた方は必ず事前に、 それに目を通した上で参加してください。 宇宙シミュレーションネットラボラトリーシステムの web page は以下に あります。 http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/netlab/ また、以下のページから、2001年〜2003年のサマースクールのページを 閲覧していただくことができます。 http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/netlab/project.html [宿舎] 以下のような宿泊施設が利用できます。松韻会館の宿泊を希望される方は、 参加申込書に御記入ください。宿泊申し込みは先着順とします。 その他、1泊料金5000円以下のホテルをあげておきました。松韻会館以外 の予約は各自でお願いします。 =========================================================== 【千葉大学内宿泊施設】 ●松韻会館 ・ひとり2000円以内 、和室:一部屋3名まで。食事無 その他の宿泊施設 ============================================================ 【JR千葉駅:JR西千葉駅から一駅、所要2分、北口から徒歩2分】 ●スーパーホテル千葉駅前 043-255-9000 ・S4,980円(税・サ込)※朝食無料サービス ・T6,980円(税・サ込)※朝食無料サービス http://www.superhotel.co.jp/s_hotels/chiba/ ------------------------------------------------------------ 【JR千葉駅:JR西千葉駅から一駅、所要2分、北口から徒歩2分】 ●ホテルサンシティ千葉 0070-800-106342…フリーダイヤル ・S4,800円(税込)お得なシングルプラン 月〜木 先着8部屋 ※朝食無料サービス ・ビジネスプラン-ツインルーム T8,400円(税込)/部屋 ※朝食無料サービス http://www3.ocn.ne.jp/~suncity/ ------------------------------------------------------------ 【JR千葉駅:JR西千葉駅から一駅、所要2分、北口から徒歩3分】 ●バーディホテル千葉 043-248-5551 (「旅の窓口」からの予約) ・S5,250円(税・サ込) ・T8,400円/部屋 ※朝食付 http://www.virdie.co.jp/ ============================================================ [申込方法] 次の参加申込書に必要事項を記入して、E-mailで申し込み下さい。 受付は基本的に先着順とします。 ・申込締切日: 2004年8月6日(金)17時 ・申込先:E-mail: s-school@astro.s.chiba-u.ac.jp -------------------------------------------------------------------- 「天体とスペースプラズマのシミュレーションサマースクール」参加申込書 1. 氏名: 2. 所属: 3. 指導教官(学生のみ記入): 4. 学年(または職名): 5. 電話: 6. FAX: 7. E-mail: 8. 参加希望日 a)全日程参加 (9月 6日 - 9月10日) b)部分的に参加 (9月 日 - 9月 日) 9. 専門分野と研究方法: (例1) 磁気圏物理、人工衛星データ解析 (例2) 太陽物理、MHDシミュレーション 10. シミュレーションの経験 a)あり(経験年数: ) b)なし 11. 御希望のコースをお選びください(仮登録となります)。 a)流体・磁気流体コース (9/6-9/10) b) 流体・磁気流体アドバンストコース (9/6-9/10) アドバンストコースでの講演希望者は、講演の題目(仮で良い)を 御記入ください。 12. 松韻会館への宿泊を希望される場合、御記入ください(先着順) a) 宿泊日 (9月 日夜 - 9月 日朝) b) 性別 13. 希望事項: --------------------------------------------------------------------